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北朝鮮、核実験を強行!
防災の日(09月01日)に由来するの訓練から帰宅した本日正午過ぎ、北朝鮮は6回目の核実験を強行しました。
北朝鮮「大陸間弾道ミサイル(ICBM)搭載用の水爆実験に完全に成功した」との声明を発表。
これが本当ならば、アメリカ本土に到達可能な核兵器、しかも中身が水素爆弾(水爆)という、今までとは桁が違う、洒落にならない、アメリカ政府トランプ大統領が言うレッドラインを完全に超えたことになります。
(日本はともかく、中国本土も当然射程圏内)
本当に水素爆弾?
原子爆弾はどんなに頑張っても(ウランやプルトニウムを増やしても)性質上、広島・長崎型の原子爆弾の10倍程度の威力のエネルギーをもつ原子爆弾しか作ることが出来ない言われています。
それに対して水素爆弾は物質を追加すれば追加するほど威力は増していきます(制御できるかは別)。
その為、広島・長崎型原子爆弾の数百倍から数千倍の威力のエネルギーを持つ核兵器を作ることもできるのです。
現に旧ソヴィエト連邦の「ツァーリ・ボンバ」と呼ばれる水素爆弾は広島型原爆の約3,300倍の威力を誇ったと言います。
しかしその大きすぎる威力故に、扱いにくい、使いどころがない、実用化しにくいと、現在の主流からは外れています。
何が言いたいかと言うと、そんな威力ですから、核実験を行うことすら命がけです。
アラスカのアムチトカ島核実験でも実験とは名ばかりに実際に被害に遭っています。
命がけで作らないと実験場も吹っ飛びます。
現地作業員大丈夫?
どうなる為替見通し予想
話はそれましたが、為替相場はどうなるかと言うと、ドル安円高になるでしょう。
いわゆる下方向の窓開きです。
記憶が確かならば過去最大の窓開きは2円くらいだったと思います。
(間違っていたらコメントかメールください♪)
そこから日本の東京市場が始まり、日経平均株価がどうなるか…です。
それに合わせてドル円もさらにドル安円高に向かっていく可能性もあります。
あ、大損害を出した英国の欧州連合(EU)離脱を問う国民投票時は、およそ8円の下落となりました。
今回は日曜日昼間の出来事と言うこともあり、そこまでは(ぜんぜん)いかないと思います。
落ち着きを取り戻しつつありますから。
(ただトランプ大統領がどう発言するか…)
まあ、行って1円の下落。
米国3連休&ハリケーン”ハービー”)の被害でそれどころではない、と言うことを考えると、半分の50銭程度かもしれません。
年初来最安値である、1ドル=108円13銭-14銭が下値の目途でしょうか。
有事のドル買い?
「有事のドル買い」と言われていましたが、それは昔。
実際に買われるのは、世界で一番安全と言われている「米国債券」です。
日本が無くなること(有名無実化)はあっても、世界最強国家アメリカが無くなることは無いでしょう。
で、米国債券が買われると金利が下がります。
金利が下がっても皆が買いたいため、ますます金利は下がります。
新興国や政情不安な国の人々ならなおさらです。
金利が下がるとドルが売られます。
一方、日本は世界最大の債権国です。
何かあった場合、日本の国土復興のために、債券を売り、そのお金で日本円を買い、復興資金に変えます。
円買いが起こるのです。
まとめると、
米国
世界一安全な米国債券買い
⇒金利が下がる
⇒ドルが売られる
⇒ドル安
日本
世界最大の債権国
⇒何かあった場合債券を売って円に換える
⇒円が買われる
⇒円高
その為、リスク回避時にはドル売り円買い(ドル安円高)が起きます。
あ、考えたくはないですが、日本が自力復興が不可能なくらいのダメージを受けた場合は、超円安になるでしょうね。
国力はがた落ち、復興もままならず、他国の草刈り場になるような国の通貨なんて買う人はいませんからね。
FX各社は注意喚起
いつもマネーパートナーズをご利用いただきまして誠にありがとうございます。
本日午後政府より、北朝鮮が6回目の核実験を行ったとの発表がありました。
これにより今後の地政学的リスクが高まることが一部で懸念されており、週明けの9月4日(月)のオープンレートが1日(金)営業終了時点(2日5:50)のレートと大きく乖離し、また取引開始後もマーケットのボラティリティが上昇する可能性があります。
お客様におかれましては、そのような可能性を想定していただくとともに、予想外の相場変動によるロスカット等に備えた十分な資金を事前にお預けいただき、または指値注文、逆指値注文等によりリスクをあらかじめ限定しておくなど、適切な資金管理の対応策を講じて頂きますようお願い申し上げます。
以下中略
引用元:マネーパートナーズ メール本文
平日ではなく市場再開まで時間的余裕がある、日曜日に行ったのは金正恩の思いやりなのか、打てる対策はあります。
追加資金を投入し相場の大変動に備えるか。
ロスカットに備える為、あらかじめ今あるポジションの損切り設定を行うか。
今あるポジションの反対方向に指値注文、逆指値注文を入れ、いわゆる両建てをして損得を打ち消し合いやり過ごすか。
管理人は損切り設定は愚策だと思っています。
売りポジションはマウナススワップの関係上、傷が浅いうちに処理をして、次回取り戻すという手段はありだと思いますが、買いポジションはスワップポイントで耐えながらやり過ごすのが良いと思います。
だって為替って上がったり下がったりするものですからね。
とりあえず管理人は追加資金を投入して明日の市場再開を待つことにします。