先週は米国連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げと年内もう1回の利上げ(合計年3回)実施(予定)。
これまた年内のバランスシート縮小開始(予定)と、ほぼ満額回答となりました。
また日本銀行金融政策決定会合では政策金利の現状維持と、その後の黒田日銀総裁が「現時点で出口戦略を語るのは難しい」との見解を示すなど、こちらもほぼ満額回答となりました。
それでもドル円為替が上昇しないところが、相場の難しいところですね。
レンジ相場が今後も続くと予想される今がトライオートFXを始めるチャンス!
目次
先週のリアルトレードグランプリ結果
12日から開催の「リアルトレード頂上決戦グランプリ」。
1週間が過ぎ、前週比21,771円の利益。
しかし評価損益が53,568円あるため、実際は31,797円のマイナスと言ったところでしょうか。
まあ、このまま狭いレンジ相場が続くならば、あと2~3週でプラスに転じそうです。
自動リピート型注文の自動売買システム(トレード)上、一時的な評価損は仕方がないので、このままでいきます。
要は損切りにあい、確定損にならなければ良いのです。
(損切りは指定していないので、損切り=強制決済=確定損=退場となる訳ですが…)
(それでも現状12円の想定変動幅を取っており、プラスマイナス12円まで耐えられます)
これがどのように変わっていくか、不安でもあり楽しみでもあります♪
毎週「リアルトレード頂上決戦グランプリ」の結果と、先週のドル円の動き。
今週の予想を書いていきますので、楽しみにして頂くと書いた甲斐があるというものです(笑
先週のまとめ
日米の政策金利は米国利上げ日本現状維持となるもドルの上値は重い展開でした。
最近の弱い米国経済指標や、インフレ率に上昇の兆しが見えにくいのが原因です。
米国連邦公開市場委員会(FOMC)
14日に発表された米国05月の消費者物価指数は、市場予想前月比+0.0%に対し同-0.1%。
同消費者物価コア指数は、市場予想+0.2%に対し同+0.1%。
同じく米国05月の小売売上高も、市場予想前月比+0.0%に対し同-0.3%と、それぞれ市場予想を下回ったことから、ドル売り(ドル安)が大きく進み、ドルは一時108円82銭-83銭まで下落しました。
しかしその後の同日14日(日本時間本日午前3時)、米国連邦公開市場委員会(FOMC)は予想通り0.25ポイントの追加利上げを決定。
注目の政策金利見通しは、年3回の利上げ(今年あともう1回実施予定)を示唆していること。
さらにバランスシートの縮小も年内に開始することや、イエレン米国連邦準備理事会(FRB)議長がFOMC後の会見で「インフレ率の低下は一時的な影響」との見解を示したため、ドルの買戻し(ドル高)が大きく進み、ドルは111円近辺まで値を戻しました。
日本銀行金融政策決定会合
一方日本銀行は16日、2日目の金融政策決定会合を終え、予想通り金融政策の現状維持を決定。
注目の異次元金融緩和からの出口戦略について黒田日銀総裁は「現時点で出口戦略を語るのは難しい」と具体的に言及しなかったことから、異次元金融緩和の終了は当面先との思惑からリスクオン状態の円売り(円安)が進み、ドル円相場は一時111円41銭-42銭まで上昇しました。
弱い米国経済指標
しかしその後の16日夜に発表された、米国05月の住宅着工件数は年率換算件数で市場予想122.0万件に対し109.2万件。
前月比でも市場予想+4.1%に対し-5.5%と大きく下回ったこと。
同じく米国05月の建設許可件数も、年率換算件数で市場予想124.9万件に対し116.8万件。
前月比でも市場予想+1.7%に対し-4.9%。
さらに米国05月の労働市場情勢指数(LMCI)も市場予想3.0に対し2.3。
同06月のシガン大学消費者信頼感指数も市場予想97.0に対し94.5と、総じて弱い米国経済指標から年内の追加利上げ観測は後退。
ドル売り(ドル安)が進み、ドル円は一時110円64銭-65銭まで下落し、結局110円86銭-87銭でこの週の取引を終えました。
ドル円の推移
先週のドル円推移は、108円82銭-83銭から111円41銭-42銭です。
ちなみに先々週のは、109円11銭-12銭から110円80銭-81銭です。
さらにその前の週は、110円32銭-33銭から111円70銭-71銭です。
参考までにその前は、110円85銭-86銭から112円12銭-13銭です。
ひとつおまけに前週、110円23銭-24銭から113円84銭-85銭です。
もうひとつおまけで、111円17銭-18銭から114円36銭-37銭です。
今週の予想
材料難でレンジ相場を予想
今週のドル円もドルの上値は重く狭い範囲でのレンジ相場が予想されます。
今週は日本米国とも重要経済指標の発表は23日の米国05月の新築住宅販売件数くらいしかなく、材料難が予想されます。
米国利上げも…
米国連邦公開市場委員会(FOMC)では予想通り利上げを決定。
また上記通り年内あと1回の利上げ実施や、早ければ09月からとも言われているバランスシートの縮小に着手する方針です。
さらに2018年の利上げペースも年3回の利上げ実施予定を堅持しています。
ただ最近の米国経済指標は(市場予想よりも)弱く、市場関係者は米国連邦準備理事会(FRB)の楽観的な強気の方針に戸惑っている、とも言われています。
米国の労働市場は堅調なことから、今後は平均時給の上昇率や、消費者物価指数など重要経済指標を点検してくことになりそうです。
米国長期金利
最近のドル円相場は、米国株価や原油価格よりも米国の長期金利との相関性を強めているとの見方から、米国長期金利の動向に注視する必要がありそうです。
日本銀行は金融政策において「イールドカーブ・コントロール(長短金利操作)」を行い、長期金利目標を0%程度に設定していることから、米国の長期金利次第により日米の金利差が決まります。
長期的には日米金利差拡大への思惑からドル買い円売り(ドル高円安)に向かうことが予想されるものの、短期的には色々な思惑もあり、突発的(地政学リスクや重要人物による口先介入など)によるドル安円高には注意が必要です。
今週のレンジ予想
今週の予想レンジは、109円50銭から112円50銭までと予想します。
ちなみに先週は、108円00銭から112円00銭という予想でした。
FX(外国為替証拠金取引)の感想
先週は上記通り、米国連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げと年内もう1回の利上げ(合計年3回)実施(予定)。
これまた年内のバランスシート縮小開始(予定)と、ほぼ満額回答となりました。
また日本銀行金融政策決定会合では政策金利の現状維持と、その後の黒田日銀総裁が「現時点で出口戦略を語るのは難しい」との見解を示すなど、こちらもほぼ満額回答となりました。
それでもドル円は112円どころか111円も維持できず、110円台で先週の取引を終えました。
ポジティブな良いニュースでもドルの値は上がらず、ネガティブな悪いニュースには即反応して値を下げる、という状況が続いています。
何か別の思惑があるのではないかと勘繰ってしまいますね。
黒田日銀総裁の発言
「賃金上昇圧力は着実に高まっている」
「景気は緩やかに拡大に転じつつある」
「物価上昇率は先行き緩やかに高まっていく」
「ETF買入、2%目標の早期実現に必要な政策」
「時間がかかっているが、2%物価目標は達成できる」
「緩和長期化の副作用より目標達成と維持がはるかに重要」
「出口戦略を現時点で具体的な手法・順序を示すのは難しい」
本当ですか?
いや、ほんとお願いしますね。
って「ETF買入、2%目標の早期実現に必要な政策」ですか…。
トライオートEFTも考えてみるかなー…。
でも先立つものが(現金・資金)の問題がね。
totoBIG当たらないかなー…。
トライオートFX運用設定時のドル円相場は、
短期:108円~115円程度のレンジ相場
長期:105円~118円程度のレンジ相場
と予想します。
当たり前ですが、やはり為替って上がったり下がったりです。
小さな幅のレンジ相場、大きな幅のレンジ相場の中を行ったり来たりしています。
お金は儲けることよりも、失わないようにすることの方が重要です。
精神安定のためにも、お金を損しないためにもレンジ幅は広く、大きく取ることをお薦めします。