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トライオートFXユーロ米ドルで両建て
トライオートFXは単純明快なシストレ(システムトレード)ですが、設定と結果には奥深い関係がありそうです。
体験談を投稿しますので参考にしてください。
手数料や含み損についても考察しています。
トライオートFXの設定
トライオートFXをバックテストでテストした結果を総括します。
期間:2016年10月3日から2017年3月11日
通貨ペア:ユーロ/米ドル
設定条件:売り買いいずれも変動幅400pips、注文と利食い間隔20pips
売りと買いを同時に、いわゆる両建てで開始しました。
両建ての検証結果
買い側 | 売り側 | 合計 | |
---|---|---|---|
期間中の利確回数 | 490回 | 517回 | 1,007回 |
期間中の利確金額 | 1,034,008円 | 1,158,557円 | 2,192,565円 |
期間中の損切回数 | 28回 | 7回 | 35回 |
期間中の損切金額 | -1,262,059円 | -304,493円 | -1,566,552円 |
期間中の利 益 | -228,051円 | 854,064円 | 626,013円 |
期間中の合計利益は626,013円と、何とか利益を出すことが出来ました。
期間はおよそ5カ月間ですから、年間に直すと1,502,431円。
年利回りは資金300万円ですので、50%!
恐ろしい年利回りです。
10,000円キャッシュバック!
検証結果から再設定
細かく検証していきます。
買い側の損切額が大きくなった原因は、期間中の変動幅が959pipsと初期設定の400pipsから大きく逸脱したためでした。
取引履歴に基づく検証によれば、仮に変動幅を600pipsに設定していたら損切回数を買い側で13回、売り側で5回も防げたはずでした。
損切り回避による利益増は、買い側で572,000円、売り側で220,000円にもなります。
上記利益増分を足して利益を再計算すると、
買い側:-228,051円⇒ 343,949円、
売り側: 854,064円⇒1,074,064円になります。
したがいまして、利益合計金額は1,418,013円となります。
期間はおよそ5カ月間ですから、年間に直すと3,403,231円。
年利回りは資金300万円ですので、113.44%!
恐ろしい年利回りです。
捕らぬ狸の皮算用的ですが、取引履歴に基づく現実的なシミュレーションです。
手数料は痛いものの
次に手数料についてですが、手数料は新規注文時に1万通貨あたり100円です。
決済注文時にも1万通貨あたり100円かかり、売買の往復で合計200円かかる計算です。
期間中の手数料総額は100,700円になりました。
再度の計算により、上記期間中の最終利益は1,418,013-100,700=1,317,313円に減ってしまいました。
しかしそれでも年間に直すと3,161,551円。
年利回りは資金300万円ですので、105.39%となります!
手数料を払うのがもったいない感じもします。
しかし、それと引き換えにモニターを長時間凝視せず、夜ゆっくり過ごせて、約定通知が来た時だけ状況を確認するだけになります。
必要な経費と割り切った方が良いです。
含み損の考え方
含み損についてですが、この取引では含み損は宿命であり不可避です。
しかし最終的に確定損にならなければ良いと考えられます。
20pips間隔ですと、売りと買いのポジション数が均衡していても20万円、一方に傾けば40万円を抱えます。
しかし、変動幅を越えれば機械的に損切が発動されるので含み損は最大40万円です。
会社に例えれば300万円の自己資金に最小20万円、最大40万円の借入金で経営しているとも考えれられます。
トライオートFXで両建ての結論
見込みある投資方法であることが確認できました。
今後の設定は想定変動幅を600pipsとした以外はデモによるテストと同じ環境で行いたいと思います。