アメリカの年内追加利上げは実施されそうですが、“一時的”と見られていたインフレ率鈍化が”長期化”しそうです。
そのためドルは弱含みで推移し、値を下げています。
今後発表される経済指標(特にインフレ関連指標)とのにらめっこが続きそうです…。
今後もドルの上値は重いものの、下値は底堅くレンジ相場が続きそうな今がトライオートFXを始めるチャンス!
目次
先週のリアルトレードグランプリ結果
06月12日から開催の「リアルトレード頂上決戦グランプリ」。
トライオートFXリアルトレードGP第17週目からさらに1週間が過ぎ、合計393,035円の利益(儲け)となりました。
前週末より42,858円の利益(儲け)ですね♪
ドル円だけではなくトルコリラ円も始めたのが、利益(儲け)に貢献しています。
ただこちらはアメリカ・トルコの緊迫化から大きく値を下げてしまいました。
まあその後は徐々に値を戻しているので、値を下げたら高スワップポイントでしのぎ、値を上げたら為替差益で利益(儲け)を上げています♪
現状の1ドル=111円87銭くらいなので評価損益は276,654円となっています。
先週の終値1ドル=112円65銭くらいから、78銭くらい下落しています。
管理人は両建て設定をしています。
為替相場が上がっても下がっても”ちゃりんちゃりん”とお金が入ってきます。
管理人の設定では、今の相場状況は居心地が良い相場状況も言えます。
その為、確定利益と評価(未確定)損益の差は、393,035円-276,654円=116,381円のプラスとなりました!
よしよし、このまま1ドル=109円から113円あたりまでのレンジ相場を続けて欲しいです。
しかし北朝鮮を巡る地政学リスクは解決されておらず、場合によってはリスク回避のドル売り円買い(ドル安円高)も進みそうで、少し怖いです。
今後もドルの上値は重いかな。
あ、トライオートETFは現状199,196円の確定利益-27円の(未確定)評価損益=199,169円の最終利益となっています。
…あれ?トライオートETFの方が必要資金も少なくて、利益大きくて、リスクも少ないな…。
(トライオートETFは60万円の軍資金で始めたため、利益率は断然トライオートETFの方が勝っているという結果に)
しかし、ほんと為替って上がったり下がったりですね。
小さな幅のレンジ相場、大きな幅のレンジ相場の中を行ったり来たりしています。
まあ、このままレンジ相場が続いてくれるならば、管理人的にも大助かりです♪
自動リピート型注文の自動売買システム(トレード)上、一時的な評価損は仕方がないので、設定はこのままで。
要は損切りにあい、確定損にならなければ良いのです。
(損切りは指定していないので、損切り=強制決済=確定損=退場となる訳ですが…)
(それでも現状12円の想定変動幅を取っており、プラスマイナス12円まで耐えられます)
これがどのように変わっていくか、不安でもあり楽しみでもあります♪
毎週「リアルトレード頂上決戦グランプリ」の結果と、先週のドル円の動き、及び今週の予想を書いていきますので、楽しみにして頂くと書いた甲斐があるというものです(笑
先週のまとめ
先週のドル円は、インフレ率鈍化への懸念からドル安円高の展開となりました。
週の終値もおよそ1ドル=111円85銭と、先週終値の112円63銭から、78銭程度のドル安円高でこの週の取引を終えています。
米国連邦公開市場委員会議事要旨
11日(日本時間12日03時)に発表された09月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録にて年内の追加利上げについて大半が支持したものの、低インフレ率への懸念から予想よりハト派的な内容となったことからドル売り(ドル安)が進みました。
依然、年内追加利上げ観測は80%を超えているものの、一時的と見られていたインフレ率鈍化懸念が長期化しそうとの思惑から、米国長期金利も低下していきました。
米国消費者物価指数と小売売上高
13日発表された米国09月の消費者物価指数(CPI)と消費者物価コア指数(CPIコア指数)、さらに小売売上高のいづれも市場予想を下回ったこともドル売り(ドル安)に拍車をかけました。
米国長期金利はさらに低下し、ドルは一時111円68銭-69銭まで下落しました。
その後発表された米国10月のミシガン大学消費者信頼感指数は13年ぶりの高水準を記録したものの、ドルの値を戻すには至らず、結局111円84銭-85銭でこの週の取引を終えました。
ドル円の推移
先週のドル円推移は、111円68銭-69銭から112円82銭-83銭です。
ちなみに先々週のは、112円31銭-32銭から113円43銭-44銭です。
さらにその前の週は、111円47銭-48銭から113円25銭-26銭です。
参考までにその前は、110円82銭-83銭から112円71銭-72銭です。
ひとつおまけに前週、108円08銭-09銭から111円32銭-33銭です。
もうひとつおまけで、107円31銭-32銭から109円92銭-93銭です。
今週の予想
今週のドル円は、上記理由でも米国の年内利上げ期待は継続していることにより底堅く推移する見込みです。
今週の重要な米国経済指標発表は、
10月17日の09月 鉱工業生産
10月18日の09月 住宅着工件数
10月13日の10月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
などが予定されています。
今週は重要経済指標発表が少なく、地政学リスクや政治リスクに振り回されやすい展開が予想されます。
米国連邦公開市場委員会議事要旨
上記通り前回09月分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、インフレ率の鈍化懸念が複数のメンバーから出ていることが確認されました。
さらに米国09月の消費者物価指数や小売売上高も市場予想を下回り、米国の長期金利は低下しています。
しかし米国連邦準備制度理事会(FRB)による金融正常化の方針は堅持されるとの見方が強く、12月の追加利上げも実施されると見られており、市場も織り込み済です。
新たなドル売り(ドル安)材料(北朝鮮の挑発行為など)が出てこなければ、これ以上ドル売り(ドル安)が大きく進む可能性は低いです。
衆議院総選挙
一方、日本の衆議院総選挙では小池百合子率いる希望の党に陰りが見え始めており、一部報道による現状の情勢調査によると、自民・公明両党を併せた与党合計で300議席を優に上回る勢いと報じられており、安倍首相が勝敗ラインとした過半数である233議席を大きく上回る状況となっています。
解散前の公示前勢力(324議席)は下回る予想も、保守政党(希望の党や日本維新の党)の躍進により、案件によっては与党の補完勢力として加わる可能性が高いとみられ、安倍首相の権力基盤は以前よりも安定・強化され、経済政策への継続・安心感から円売り(円安)も進みやすく、ドルは底堅く推移する見込みです。
ただしユーロ高からのドル安には注意
欧州スペインのカタルーニャ自治州の独立問題はひとまず後退しており、地政学リスクによるユーロ売り(ユーロ安)も後退しています。
さらに今月26日開催の欧州中央銀行(ECB)理事会でのテーパリング(段階的な量的金融緩和の縮小)が決定される見込みから、ユーロ買いドル売り(ユーロ高ドル安)が進みやすく、結果ドル売り円買い(ドル安円高)が進む可能背があります。
今週のレンジ予想
今週の予想レンジは、111円00銭から114円00銭までと予想します。
ちなみに先週は、111円00銭から114円50銭という予想でした。
FX(外国為替証拠金取引)の感想
10月も半ばとなり、10月中に決定されると見られているイエレン米国連邦準備理事会(FRB)議長の後任人事も注目を集めています。
有力砲補4人のスタンスは
タカ派
ウォルシュ元FRB理事
ハト派
パウエル減FRB理事
コーン米国国家経済会議(NEC)委員長
中立派
イエレンFRB議長
となっています。
当然タカ派のウォルシュ元FRB理事が選ばれればドル買い(ドル高)
ハト派のパウエル減FRB理事やコーン米国国家経済会議(NEC)委員長ならばドル売り(ドル安)
中立派のイエレンFRB議長ならば横横展開と予想されています。
もうイエレンFRB議長再任で良いんじゃーないでしょうか。
10月18日から開催の第19回共産党大会に向けて北朝鮮が何度目かのミサイル発射実験を行うとの兆候も見られます。
ただ…個人的な意見ですが、北朝鮮がミサイルを発射するだけで、米朝の軍事的な衝突には至らないでしょう。
行うとすれば日本の衆議院総選挙が終わり、安倍首相再選。
11月上旬の日米、日中首脳会談後でしょうね。
市場ももう慣れっこになっていますから、ドルも大して下がらないでしょうね。
長距離ミサイルに核弾頭を搭載し、太平洋上での水爆実験と言う蛮行を強行しない限りは。ドル円に関してはそう問題ないでしょう。
トライオートFX運用設定時のドル円相場は、
短期:107円~115円程度のレンジ相場
長期:105円~115円程度のレンジ相場
と予想します。
(管理人は現在12円の想定変動幅を取っており、プラスマイナス12円まで耐えられます)
当たり前ですが、やはり為替って上がったり下がったりです。
小さな幅のレンジ相場、大きな幅のレンジ相場の中を行ったり来たりしています。
お金は儲けることよりも、失わないようにすることの方が重要です。
精神安定のためにも、お金を損しないためにもレンジ幅は広く、大きく取ることをお薦めします。